人に感染するペットの病気
私たち人間が病気にかかるように、イヌやネコや小鳥などのペットも、いろいろな病気にかかります。
病気の種類も、人間と同じように糖尿病や良性・悪性の腫瘍から、あっという間にまん延する伝染病まで、実に多種多様です。
こうしたペットの病気のうち、伝染する病気だけをかぞえあげても、相当な数にのぼります。
たとえば、イヌがかかる伝染病を考えてみましょう。
比較的死ぬ率も高く、一般にもよく知られた伝染病として、ジステンパーがあげられます。
このほか、狂犬病、犬伝染性肝炎、レプトスピラ病、ブルセラ病、皮膚真菌病など、ウイルスや細菌、あるいはかびなどの感染によって起こるイヌの病気は、たくさんあります。
うつる病気ということから考えると、寄生虫が原因して起こる病気も、広い意味で伝染病のなかに含めることができます。
アメーバ赤痢、トキソプラズマ病のように原虫によるもの、包虫病のように条虫によるものなど、いろいろあります。
(注)原虫・・・原生動物とも呼ばれる、単細胞生物で、病原性のものが少なくない。
アメーバ赤痢やトキソプラズマ病のほか、マラリアや睡眠病の病原体も原虫である。
条虫=総称してサナダムシとも呼ぶ節がたくさんある扁平なムシ。
脊椎(せきつい)動物の消化器官に寄生し、いろいろな障害を起こす。